京都のカーテンSHOP「シービーソウム」がお届けするインテリアブログです。
こんにちは、CBSOWM吉川です。
東京・阿佐ヶ谷の賃貸物件のモデルハウスとして3日間開催されました、
「3人のインテリアコーディネーター展」。
前々回のブログも多くの方にアクセスいただきありがとうございました。
そして晴れて当日、オープニングパーティにおじゃましてきました。

MCを務めるのは千葉の窓装飾専門店・彩雅の中嶋さん。このブログにも度々
登場いただいている同い年のカーテン屋さん、かつ最近は不動産オーナー(*^^)v。
この部屋は飯塚奈津子さんの手がけた101、パーティールームを兼ねてお披露目
されました。天井の壁紙はイギリスのアンナ・フレンチ。
大胆に花柄を天井に持ってきた時点でパーティの華やかさは大成功ですね。
すでにFacebookにはUP済なのですが、「3人のインテリアコーディネート展」
すごいすごいだけじゃなくて(笑)自分なりの感想を。
一緒に仕事して現場を見たことがあるのは三宅利佳さんだけでした。なので、
三者三様のその三様がどう違うのか非常に興味深く拝見しました。
共通のテーマはありつつも、それぞれが好みのテイストに仕上げる、ここが
このイベントのミソです。
テイストを変えるんだから、ある意味三様になって当たり前。
そこにどう独自色を加えていくのでしょうか?
オフィシャルブログによると、先にテーマを3つ決めてから受け持ちを決めた
そうですが、これがすんなり決まったという時点で成功したも同然で、もともと
こうなることがわかっていて3人が集まったと言ってしまってもいいくらいです。
ボクも合同でイベントをするときは得意ジャンルが被らない人を選びたいと思います(笑)
101 【森のティーパーティー】 インテリアコーディネート担当:飯塚 奈津子さん

ガーリースタイルをふわふわ作り上げた奈津子さんのインテリアは「掛け算」。
エレガントとスイート、シャビーとグロス。遠いようで近い異なるテイストを
掛け合わせてワイワイガヤガヤと楽しいパーティをお部屋に連れてきた感じが
とても楽しかったです。

タブトップのカーテン、ピンクのリボンの壁紙、パッチワーク風のクッション、
ポンポンのついたシェード、どれもがそれぞれに個性があり、掛け合わされて
増幅していくパーティの感覚、とてもステキでした。
102 【森で出会う動物や鳥たち】 インテリアコーディネート担当:荒井 詩万さん

詩万さんのコーディネートは、ズバリ「引き算」。タカラジェンヌのような詩万さんは、
きっとゴージャスでグロリアスなインテリア、と勝手に想像していたのですが、開けて
ビックリ、余分なものは排して極限まで削ぎ落としたストイックなものでした。
意識の中では白い部分が見当たらないほどカラフルなのに、です。
自分の感性にはこれは無い部分なので、個人的に圧倒されました。単にボクが知らなかった
だけで、ご存知の方には何を今更、なのでしょうけれど。

このWALTZさんのクマの壁紙。普通に撮るとわからないのですが、こうやって子供の
目線で撮ると、この部屋で森のクマさんに出会う存在感がいかほどのものかわかります。
家具が小さくてこじんまりしがちなのですが、小さな子供には広々として色が溢れた
想像力豊かなお部屋に間違い無いのです。
103【森の洞窟】 インテリアコーディネート担当:三宅 利佳さん

多くの人がこの個性的なコーディネートに刺激を受けたことと思います。モデルルーム
としての奇抜(?)なアイデアに、なぜか住む人の姿がちゃんと重なるリアリティ。
リカさんのインテリアは、まさしく「カオス」です。ただ詰め込むだけの混沌ではなく、
貫かれた美学の中での必然としてのカオス。これも正しくインテリアのあり方で、実際には
狭くてモノに溢れがちな日本の住まいにおいても、大きなヒントとなり得るコーディネート
であったと思います。

男性的なコーディネートの中にテーブルスタンドの赤やミラー、ムーミンのヴィネット、
フォルナセッティのファブリックパネルなどなどどう考えても女性の部屋としか思えない
小物を配して現実感を出してます。
男性に包まれて過ごす女性感、みたいな感じでしょうか。
それがリカさんぽいと言えるかどうかまではよくわかってませんが(笑)
三者三様の中にリカさんがいるかいないかというのは大きな違いがあったのかもしれません。
カオス理論の行く先はバタフライエフェクト。
この個性あふれる3人のインテリアコーディネーターが魅せてくれた仕事が、御三方にとっても、
これからのインテリア業界にとっても、ひとつのドアを開けたトピックとなることを願ってやみません。
オフ会で出会って構想からわずか1年あまりでここまで来られた奈津子さん、詩万さん、リカさん、
ほんとにすごいです(結局すごいでまとめるww)
3日間おつかれさまでした、そして、どうもありがとうございました!
さて、ボクがちょいとお手伝いに行っていた話、それからガケ書房の話も
ゆるやかにつながってしまうわけですが。
103、三宅利佳さんのコーディネートの中に「男の隠れ家」ルームってのが
ございまして、ふだんFacebookでオタクな話ばかりしているボクに小物の
協力要請が来てしまいました(笑)。いや、要請だなんてそんなんじゃなく
ちょっと相談を承りましたところそんなら送りますみたいなことに(^o^;)

これが「隠れ家」ルーム。ファブリックを使ったパネル貼り、そして
奥には天井までのオリジナルの壁面収納です。

ここに並べられた本、フィギュアの類がすべてボクの私物という(笑)。
コンセプトをお聞きして、イメージボードをもらい、ボクの部屋から慎重に
吟味され選りすぐられたアイテムが阿佐ヶ谷の地へと旅立ちました(超大げさ)。
詳細は三宅利佳さんのブログで紹介頂いてますのでお読みください。
男の隠れ家ルーム 2015.02.25
持ち主の顔が見えないようにということで配慮されて、匿名での記載と
なっています。逆引きするとわかっちゃうわけですがww
カーテン屋よりも長くオタクをやっておりますが、まさか人のためになる日が
来ようとは夢にも思っていませんでした(笑)
阿佐ヶ谷のモデルハウス、こちらはこの3室を含めまして全部で21室、これから
実際に賃貸物件として入居者募集が始まります。
すでに小物類はすべて撤去されましたが壁紙などのインテリアはそのままに
住むことが出来ますので、ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。
この新しい素敵すぎる試みを通して、インテリアの仕事に携わる方々も、賃貸
住宅に住む方、貸されるオーナー様、すべての方々がインテリアの楽しさを
感じていただくきっかけになりますように。
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