京都のカーテンショップ「CB SOWM シービーソウム」がお送りする
ファブリックとインテリアのブログです。
今日ご紹介させていただきますのは、長岡京市にご新築されたIさま
のお住まい。
シンプルでナチュラル、とは言うが易しですが、実際にこれほど
難しいコーディネートはありません。キーワードはやはり、上質感。
上質感、という言葉が正しい日本語なのかはわかりかねますが(笑)、
明らかに高級感とは異なる意味合いを持っています。
高級感、というとどうしてもそこに「オカネ」がまとわりつく感じが
します。それはそれでとてもいいことなのですが。だって高いものは
高く見えなくちゃ。
しかし。
上質感というと、品質が優れているというだけでなく、その素材や
製品の持つ表情の質感がそれ以上に大切であり・・・
またさらに、品の良さ、上品さという意味をも含んでいるような気が
します。
いわば拝金主義ではなく、本物志向ということです。
う、また能書きが多すぎました(反省)。
それでは早速。
とりあえず「リビングにカーテンは、ない」というところから始まり
まして、大きなテラス窓はプレーンシェード。
オーガニックコットンのサッカー生地でご採用いただきました。
シェードにしても立体感があり、ペッタンコにならないもの、そして
素材を活かした温かみのあるフェイス。
出入りの多い窓ですので、レースはカーテンスタイルで製作。枠内に
収めているので、すっきり感はそのままです。
そして、隣の壁に3つ並んだすべり出し窓。こちらにはハンターダグ
ラスのシルエットシェードをセレクト頂きました。
視線と陽射しのカットをしながら、シンプルで美しいフォルムを失わ
ないシルエットの魅力に、CBSOWMのショールームで出会われて、ほとん
ど即決でご採用いただきました。
ダイニングも続きで。
シンプルxナチュラル=上質感、そんな等式が成り立ってしまった瞬間
です。
ファブリックをすべてホワイト系で揃えられたので、アクセントに
ラグマットを。
レッド&ブラウンというシックな組み合わせの糸を用いています。
1本1本を打ち込んでいくハンドメイドのフックドラグ。肌触りの良さ
もさることながら、色の深みが違います。
Iさまには、このほか各部屋にブラインドやロールスクリーンを多数
ご採用頂きました。残念ながら撮影の機会がなかったのですが、どれ
もこのリビングダイニングと同じく、質感を生かした温かみのある
お部屋になっていました。
シンプルだけど、それぞれが存在感を持ち、調和のとれたインテリア
をカタチ作っています。これ、ほんとにいろんな要素が絡んで難しい
んですよね。
Iさまのセンスとおうちに助けられて、素晴らしいインテリアになり
ました。Iさま、この度は誠にありがとうございました!
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