京都のカーテンショップ「CB SOWM シービーソウム」がお送りする
ファブリックとインテリアのブログです。
お送りしてまいりましたKさまのカーテンコーディネート、三回目の
今日が最終日です(^^)/
まずは最近当店で人気急上昇中のドイツブランド「ADO」のシアー
カーテンから。
前々回の和室と同じブランドですが、クラシカルなモチーフをこちらも
ダイナミックにバックカットで表現したファブリックで、しかも地はブラ
ックで、模様はゴールドというモダンな組み合わせ。
ストライプの壁紙にあわせてのゴールドを基調としたコーディネート。
レールはトーソーのリネージュで、これもアンティーク仕上げの塗装が
アクセントになっています。
パウダールームは、今や取り扱いメーカーがすっかり少なくなって
しまったジョーゼットのレース。ブラウス地のようなトロ味のある生地は
ソフトなテイストに欠かせません。こちらはアスワンの生地をご採用
いただいてます。
裾にはマクラメのフリンジ、吊元はギャザー仕上げとソフトな可愛さ
を見せつつも、レールはタチカワブラインドのレゼルバでモダンテイスト。
旧ヨコタのこの製品、生のアルミの削りだしによるエッジの効き方は
半端なく、他社の同等品とくらべても圧倒的にクオリティが違います。
でもタッセルはトーソーのマグネットタッセル。房掛けを使わなくても
留められるスグレモノです。
つまりはメーカーにこだわらずに、使う方にとって良いものを提案し、
選びとっていただくことがCBSOWMのコーディネートなのです。
パウダールームに特注でお作りになられたドレッサー。
当店は生地を椅子のメーカーさんにお送りしただけなので、どんな
仕上がりになるかと楽しみだったのですが・・・
ステキ!としか表現のしようがない、見事なオリジナル家具となりました。
当店のお持ちしたカタログから、S.Harrisというアメリカのブランドの
アイテムをチョイスして頂いてます。焦げ茶+ライムグリーンのカット
ベルベットが、明るくそして気品のあるインテリアを創出しました。
正直なところ、わずかな数量ながらかなり高価な生地だったのですが、
やはりこだわって選んだものには価格では測れない感動がついてくるん
ですね。お客様のご決断に感謝いたします。
最後に、当初つける予定ではなかった階段上のホールをご覧いただき
ましょう。
デザイナーズギルドのカタログをいくつもひっくり返しているうちに
Kさまの目に止まったのが、この「Amelie」というファブリック。
シルク100%の総刺繍の生地で、写真ではわからない(_ _;)、繊細な
光沢をもっています。お花の大きさは30cm近くもあるおおきな柄です。
これを窓の少し横にタペストリーのように垂らして、、というKさまの
ご要望。
これをお聞きしまして、ラフスケッチを書きまして、アートケイの
(いまインテリア業界で最も注目を浴びている男)後藤氏にメールで
相談しまして、こんな非対称なスワッグ出来ませんと言われながらも
あれこれ無理を聞き入れていただきまして。
さらに、一度お納めしてKさまにチェックしていただいたあとに
またまた後藤氏に送り返して修正を加えていただき、そしてようやく
納めさせていただいたのが、こちらです。
ホルダーとバランスレールを併用して、さらにタペストリーには
裾をミニフリルで仕上げ、Kさまのお気に入りのお花の位置出しも
細かく指定してデザインが出来上がっています。
ホルダーへはタペストリーと同じギルドの生地を巻き付け、色への
こだわりから、無地部分にもクリエイションバウマンの生地をご提案
しました。
写真がうまくないので、実際の空間とのバランスや光の加減、また
お昼間に陽が射しているときの様子など、いろんな要素を活かしきれ
ていないのが口惜しいのですが、Kさまにはとてもご満足いただくこと
が出来ました。
3回にわたってご紹介させて頂きました、Kさまのこだわりのインテリ
ア、いかがだったでしょうか。当店のお仕事とは関係ないのですが、
浴室やトイレの細部に至るまで、本当に選りすぐられた内装材が盛り
込まれ、最初に採寸にお伺いした時からため息と緊張の連続でした。
このようなお住まいのコーディネートをお任せ頂きましたKさまには
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
また、今回の依頼に真摯にお応えいただき、素晴らしい縫製を手が
けていただきましたアートケイの後藤専務にも感謝いたします。
ありがとうございました。
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