京都発カーテンショップ「CB SOWM シービーソウム」がお送りする
インテリアのブログです。
本日も昨日に続きまして、マリメッコの定番アイテムをご紹介。
京都が、日本が世界に誇るテキスタイルデザイナー、脇阪克二さんの
デザインによる「PIKKU BO BOO」です。
京都生まれの脇阪さんはボクが生まれた年、1968年からマリメッコの
デザイナーとしてご活躍されており、この愛らしい自動車のデザインを
描かれたのが1975年。もう36年も前なのです。
36年前のデザインが、いまなおまったく古臭さを感じさせないどころか
ジャストで可愛いのはどういうことだ??(笑)。
実はCB SOWMがお仕事上でもお付き合いさせていただいている北欧
テキスタイルのショップ「鹽屋」さんOPENの際に、脇阪さんには一度お会い
しているのですが(当然一方的なものでご本人の記憶には無いはず)、
その時はSOU・SOUのデザイナーさんという印象が強く、なんでこの方が
「BO BOO」を書いてたんだろうと、ちょっと不思議なほどでした。
ちなみにSOU・SOUというのは京都のテキスタイルブランドで、脇阪さん
、建築家の辻村久信さん、服飾デザイナーの若林剛之さんの御3名が設立。
京都には様々な形態のお店が7件もあるので、街中を歩いていると必ず
行き当たり、ついつい惹かれてしまいます(笑)。
その時に、マリメッコのオフィシャルブック、「Marimekko: Fabrics,
Fashion, Architecture」を見まして、若き日の脇阪さんのお写真を
拝見してぶっ飛びました。いまふうに言うと、まさに「脇阪△~」。
画像の転載はまずいと思いますので、その写真を見られるサイトを
ちょっとご紹介しておきますね。
https://www.finnstyle.com/marimekko-katsuji-wakisaka.html
どうですか、このキッチュさ(というと失礼かしら)、60年代にこんな
日本人が、北欧でテキスタイルデザインをしていたんですよ!しかもまだ
20代で!
スカンジナビアデザインだとかミッドセンチュリーだとか渋谷系だとか
そんなものが流行る遙か昔のことです。
まぁ仕事内容に直結しているわけではないのですが、ボクはひょっとして
この写真を見てから、北欧テキスタイルを扱うことを決意したといっても
過言じゃないわけです。
そんなわけで、いまの脇阪さんのSOU・SOUのお仕事が素敵なのも、
この「PIKKU BO BOO」、その大きなバージョンの「BO BOO」や、その他の
幾多の名作を60・70年代に残されてきたからこそと思うと、その偉大さには
ほんとにため息が出ます。
人に歴史があり、人が歴史を作るんですね。京都という地でカーテン屋
をやっているのも何かの縁ですから、これからもそんな視点だって大切
にしながら、素敵なインテリアファブリックをご紹介していけたらと思います。
今日のブログは施工例に関係ない話に飛んでいってしまいました。
そういう脱線もたまにはいいでしょうか。
素敵なキッズルームのカーテンをご採用いただきましたYさま、この度は
どうもありがとうございました!
今回のお買い上げ以前から、キロニー製のウニッコなど、マリメッコの
カーテンを愛用されていたYさま。京都の町でマリメッコのファブリックが
愛されているのは、偶然ではないのかもしれないですね。
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