こんにちは、京都発カーテンショップ「CB SOWM シービーソウム」が
お送りするインテリアのブログです。
今日はファブリックパネルをちょこっとご紹介です。
unikkoと並んでマリメッコのアイコン的なデザインと
して親しまれておりますbottna(ボットナ)。 アンナ・
ダニエルソンさんの手によるこのデザイン、bottnaとは
「湖底、海底」といった意味ですが、描かれているのは
大きな蓮の葉。
大きいほうの葉っぱで直径が60cmくらいあります。
これだけ大きいデザインだけに、大きなパネルを作る
とすごく見栄えがするのですが、それだけにインパクト
が強すぎてしまう心配もあり。
しかもこの場所、某大学のキャンパス内にある施設の
ロビー。ですので、人目を引く演出というのではなく、
ちょっと癒しの要素が欲しいところ。ちょうどグリーン
を置くようなイメージで。
そんなご要望から、あえて細かく分けて3分割で並べる
カタチでご提案させていただきました。色やデザインは
アクセントとして十分機能していながら、出しゃばらな
い方法ということで、すぐにご採用!
さて、ここからが問題。一番その目的に適った見せ方
は?こだわり派のクライアントさまは、この切り取り方
が成功か失敗かの大きな分かれ道になるとおっしゃられ、
早速パネルの型を作って生地サンプルで検討開始!
お気づきでしょうか?見本が1枚ずつしかないので、
端っこはカラーコピーです(笑)。
今度は実際に製作に必要な生地をお買い上げいただき、
さらにそれを使って再度検討していきます。
下の写真はまだ生地をいろんなカタチにたたんで
試している状態。パネルの大きさや並べる順番、掛ける
向きなども検討しています。
わざと一部だけを見せる、とか、綺麗に3つを並べる、とか
いろんな意見が出る中、いろいろお試しいただき、以下の
カタチに決まりました。
で、製作にとりかかって完成したものがこちら。
壁に穴を開けなくて済むように、ピクチャーレールを
使ってワイヤーで吊っています。壁に密着しないのはやや
難点ですが、掛け替えや並べ替えを想定すれば、やはり
この方法が一番。
正直に申し上げますと、すべてのお客様に毎回これだけ
の手順はちょっと踏めないかもしれません(汗)。
いやいや、そんなことはないですね。これが出来るのが
既製品とは違う、オーダーならではの魅力。少々手間ひま
をかけてこそ、「オーダーメイド」=「他にはないひとつだけ
のお気に入り空間」が出来るのです。
もちろんパネルは自分で作っちゃいますという方には、
生地だけでのご提供もさせていただいております。
ぜひ、あなただけのお気に入りスペースを実現してくだ
さい。
ご採用いただきました○○大学の0教授、少々ご紹介が
遅くなってしまいましたが、このたびは誠にありがとうご
ざいました!
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