こんにちは。京都のインテリアファブリックショップ・CBSOWMの吉川です。
また長い間ブログをお休みしてしまいました。が、普通に再開しますw
今日ご紹介させていただきますのは、滋賀県でご新築されましたNさま。
早速にリビングダイにングからご案内いたします!
無垢板に油引きをしたような美しい木目フローリング、ちょっと荒々しい天板のダイニングテーブル。
そして4つとも違うチェア。
もうね、「椅子が一つずつ違う」というのはボクの中ではオシャレとコダワリの基本というか、
お打ち合わせにお伺いした段階でこの情報はテンションが上がってしまいます。
(販売する方がテンション上げてどうする?という話ですがw)
ここにCBSOWMのお店で選び抜いていただいたスペインやらフランスやらのいくつもno
ファブリックをお持ちまして、最終的に決まりましたカーテンがこちら。
アメリカ製のコットンプリント。まるでヴィンテージファブリックのようなかすれたプリントが
このおうちのイメージ、特に壁面を彩るブリックタイルに一番溶け込んでくれました。
あえて昼間の明るい感じを強調して撮影。濃色のカーテンって敬遠されがちなのですが、
周りに濃い壁があるときはあまり白くさせすぎず、うまく色味を生かす方がかえって馴染みやすくなります。
アンティーク仕上げのアイアンレールもうまくハマりました。
右手のハイサイド窓、型板ガラスなので視線の点では不要なのですが、意外に大きくて
朝は陽射しが眩しく、逆に夜のガラスは真っ黒で照明の光を吸収してしまいますので
ファブリックを添えて光や影を和らげてあげると良いのです。
ということでご提案させていただいたのがバルーンシェードのフラットスタイル 。
このように、降ろすと裾はまっすぐになり、窓を全てカバーできます。普段はたくし上げることで
柔らかな曲線を作り出し、ハードな質感の壁や建材をやわらかくしてあげます。
お選びいただいたレースは、スペイン産のちょっとレトロなチュールレース。
裾はスカラップになっていて、かわいすぎないかわいさ、アンティーク感を演出。
もちろん先ほどの写真のように、バルーンシェードも裾のスカラップを活かしたままお作りしています。
左側のレンガの壁は上下2段の窓。そしてその下にテレビ。
カーテンコーディネート的にはなかなかにハードルの高い窓です。
お越しいただいた際のN様のご希望はプレーンシェードのデザインものでということでしたが、
ブリックタイルとの相性、隣の掃き出し窓とのバランス、そしてテレビを見るときの印象、
さらには調光機能の問題と、あらゆる難関をクリアしなければなりませんw
そしてご採用いただきました案が写真の通り、木製ブラインドとなりました。
高さ30cmという低い窓では、一般的な羽根幅50mmのものは製作できず、
また上部のヘッドボックス(メカの部分)も大きいため開口が狭くなってしまいます。
そこで、羽根幅は35mmと狭く、またボックスの小さなポール式タイプで製作。
これで30cmの窓枠内にもキッチリ収まりました。
テレビの後ろって意外にフォーカルポイントで、あまり柄が印象的すぎると
例えば見ている映画の内容に合ってなくて気になるとか(それはボクだけか)、
そうでなくともビビッドカラーだと目に痛いことがあったりで、結局はシンプルなものが良いかもですね。
さらに太陽光が逆光で眩しい時にも重宝するブラインド、こんな場面ではやはり最強アイテムと言えます。
久しぶりにブログを書くとお伝えしたいことが山盛りになってしまいすみません。
一見して美しいお部屋、素敵なインテリア!というのは感じていただけると思いますが
それはオーナーのNさまのセンスが素晴らしく、CBSOWMはそのお手伝いをしているだけです。
しかしながら、色合いやテイストのコーディネート、機能面で問題がないかのアドバイスというのは
なかなかわかりにくい部分が多いですので、これからお家を建てたりリフォームされたりという方の
窓装飾選びのヒントになるようなことをこれからもブログに記して行きたいと思います。
前回も言っておりました通り、本のご紹介など脱線も含めて色々と溜め込んでおりますのでw
今後ともよろしくお願いいたします。
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