箔のスケッチブック。金の真鍮を用いた箔の表紙が、空気や手に触れて経年で色が変わっていくそうです。
もったいなくてまだ使ってないのですが・・・。
ブログを更新していない間にたくさんのいろんなことがあって、肝心なことを全然お伝えできてないまままた年が過ぎ、、
というのをここ数年繰り返しております。こんにちは、CBSOWMです。
なので昨年や一昨年の話がちょいちょい出てきますが、たぶん今頃そんな話をしている人は同業者にもいないと思いますので
ぜひあらためて新鮮な気持ちでお読み頂ければと思います(無理かなぁ・・)。
そのいろんなことのうちのひとつが、輸入の壁紙やファブリックを取り扱う壁紙メーカーのトミタさん。
2019年11月に大阪ショールームを移転、リニューアルオープンされました。
冒頭のスケッチブックはその時にいただいたお品。
とにかくすごい数の人、人で写真なんて全然撮れなかったのですが。
ゾファニー、ジェーン・チャーチル、マニュエル・カノヴァス、ジャン・ポール・ゴルチェ、ブサックなど、たくさんのブランドを
取り扱っているトミタですが、やはりフランス最大と言われるファブリックブランド、ピエール・フレイのファブリックはどれも魅力的。
特にここ数年見られるアフリカンやエスニック、フォークロアといったデザインは、今後の世界動向を占うインテリアトレンドとして注目を集めています。
例えばこれ、「SHAMAN」というファブリック。
高品質なリネンベースにインドのシャーマンを描いたグラフィティなプリントデザインです。
シャーマンとは霊媒師とか巫女さん、みたいなもので、メイクや髪飾り、色使いが独特。
これどこに使うの?と言われると難しいですが、なぜかハートを掴まれますw
全体のイメージ図はこちら→
https://www.pierrefrey.com/fr/products/F3249-F3249001#
せっかくなのでいつもお世話になっています「FLOWER SHOP NAVY」さんに届けてもらった
素敵なお祝いアレンジも載せておきます。思いっきり秋ですね。いまは冬ですw
と、昔話も交えつつの前回の続き。N様のカーテンコーデをご紹介です。
そのピエール・フレイ(Pierre Frey)のファブリックから、「Grand canyon」をご採用いただきました。
ご主人の書斎となる4畳ほどの隠れ家的スペースの小部屋に、プレーンシェードを製作。
バックにはコンクリート柄、アクセントにはマスタードイエローのクロスを貼られていましたが、
それにも負けないくらい強く印象に残るデザインです。
ネイティブ・アメリカンの酋長の髪飾りやアクセサリーを手描きプリントで表現した、まさにアートのようなファブリック。
羽根と宝石にはそれぞれ創造力、勇気、さらには名誉と誇りという意味があるそうです。
と、ピエール・フレイのWebサイトでは紹介されていますw
デザインを見ていいな!と思ったときには、海外ブランドのサイトへ探求(おおげさ!)に行くと、
そのファブリックに関するコンセプトが丁寧に書かれていることが多いです。
この「グランド・キャニオン」も、アメリカインディアン部族の職人技に対する情熱をこうした再現力によって示しているのです。
詳細こちら→ https://www.pierrefrey.com/fr/products/F3253-F3253001
余談ながら、残念なことに日本のカーテンのコレクションでそんな想いを知れる商品はごくごく一部です。
機能や素材の説明は詳しいのですがw
海外のプリントファブリックはほとんどが日本の窓に1つの巾では足りません。
そのぶん、両サイドを無地で継ぎ足す「サイドボーダー」というスタイルは、特にシェードの場合は必須です。
なにしろこのファブリック、33,000円/mですので、少し足すためにもう1巾買うのはもったいない・・。
なお、このサイドボーダーの間にもう1色加えているのは、実は同業のカーテン専門店めいくまんさんの
インスタグラムをN様が見つけられたスタイリング。
色や作り方は違いますが、お客様にはその印象が忘れられないということで、ヒントを頂きました。
グレープカラーとの継ぎ目にリブのようにオレンジカラーのストライプを乗せているのがおわかり頂けますでしょうか。
そしてココ、窓は壁の真ん中にひとつあるだけの、30cmの低い窓なのです。
が、プリントのデザインを活かすために、わざと勾配天井の際から大きく作っています。
このようなデザイン重視の生地選びをしていただいたのですから、サイズ決めも最後の仕上りに大きく影響します。
別の角度からもう1枚。
いやぁ、素晴らしい。アートですね!
額に飾ったアートも良いですけれど、こんなふうにインテリアアイテムでアートを兼ねて楽しむのも素敵です。
ほかのお部屋もプリーツやロールスクリーンなどご採用いただき、Nさまのセンスで素晴らしく心地よいインテリアが完成しました。
Nさま、どうもありがとうございました!
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