先日「インテリア文化研究所」主催の「欧州インテリアトレンドセミナー」大阪会場へ参加してきました。
世界のインテリアに精通され、毎年何度も視察に訪れていらっしゃるお三方によるリレーセミナーは、
日々お店と現場で格闘しているばかりの自分には当然ながらとても刺激的なものでした。
第1部は代表の本田榮二さんによる、世界の動向を踏まえたグローバルな視点でのこれからのインテリア市場の分析。
なかなか小売店にまでは届いてこない海外メーカーの裏事情を知ることが出来て、今後は長期的な視点で
どのような商材に注力していくべきかと考える必要があると感じました。
第2部はエルクリエーションの高田真由美さん。欧州で毎年行われているハイム、メゾン、デコオフにおける
トレンドを中心に、垂涎モノのロンドンホテル視察まで画像たっぷりでご紹介されまして堪能させていただきました。
こちらが高田さん。エルクリエーションさんは、タイのアレキサンダー・ラモント、
イタリアのロロ・ピアーナ、ドイツのチマー&ロードといった、いずれもインテリアの名門とされる
高級ブランドの国内での販売サポートをされていて、ブランドセミナーも多数こなされています。
第3部はスタジオMaの安藤眞代さん。メゾンとデコオフ、そしてロンドンのトレンド事情と、まったく同じ素材なのに
高田さんとは偶然(だそうです)被ることなくおふたりとも魅力的なシーンをご紹介されていたのがとてもおもしろかったです。
自身が素晴らしいデザイナーでもある安藤さんならではの視点で、興味深いアイテムをいっぱい見ることが出来ました。
こちらが安藤さん。かなり長ーいお付き合いでして、5年ほど前には一緒にセミナーをさせていただいたことがあります。
そのときの様子はこちら↓
(懐かしいw けどブログを引っ越したのでレイアウトが超崩れている・・w)
それにしても自分は海外がごぶさたなので寂しい限り。来月のミラノサローネも延期になり、しばらくは
おとなしくしておくのが良さそうではありますが、そんなときこそ日々勉強、しっかり情報をキャッチしておきたいですね。
と、ここから今日のブログの本題です。
そのエルクリエーション高田さんがサポートされていますブランドのひとつが、「ZIMMER+ROHDE(チマー&ロード)」。
今日は前回よりご紹介しておりますH様の、引き続いて別のお部屋をご案内いたします。
グレーの壁紙に白いカーペット敷というやわらか〜い室内。そこにうっとりするような美しくて
温かみのあるファブリックをご提案させていただきました。
ドレープはコーラルピンクのベルベット。この色を国産、海外、いっぱいお探ししたのですが
なかなか見当たらず、CBSOWMスタッフのKさんがコレダ!!と見つけたのがZIMMER+ROHDEの
コレクションでした。「DOWNTOWN」という広幅のベルベット生地です。
腰窓はバルーンのルーススタイル。スワッグを浅く広くとることで、ゴージャス感を抑えて
ふんわりしたイメージの曲線を生かした「やわらかすたいる」なインテリアです。
裾にはトリミングを添えて、モダンクラシカルな表情も持たせています。
レースはパリ発のブランド、MAISON DE FAMILLE(メゾンドファミーユ)デザインのトルコ製エンブロイダリー。
ナチュラルな質感のボイル地に繊細な刺繍を施した可愛く美しいファブリックはフェミニン全開の上品さです。
タッセルにも、シェードのボトムと同じトリミングでコーディネート。
写真に収めるのがすごく難しいのですが、この「少しキラメキがあり、でも低彩度」なピンクは本当にやわらかし。
壁紙がグレーっていうのがまたすごく良かったです。これが白すぎると、ただのガーリーな可愛らしさに終わってしまうか、
もしくはこの落ち着いた色調がくすんでしまったかもしれません。
最近の高級分譲マンションでははじめから濃い目のグレーのクロスも増えていますが、
色にこだわられる方こそぜひ、白いクロスから飛び出して、グレーの壁に挑戦してみてくださいね。
そして海外にまで目を広げればほんとうに好みの色に出会えます。妥協すると毎日の暮らしも妥協になっちゃいますので
ファブリック選びもぜひみなさん楽しんでいただければと思います。
今回はZIMMER+ROHDEで出逢ったビンゴなカラーのやわらかインテリアをご紹介させて頂きました。
H様の施工例はまだまだ続きますのでお楽しみに!
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