世界中にファンがいて、ここ日本でも長く愛され続けるウィリアム・モリスのファブリック。
モリスの没後120年を機に現代的な美と匠の技で生みだされた「ピュア・モリス・コレクション」は中でも高い人気を得ています。
という前フリからの本日は、
大阪府寝屋川市のお店、アイデザイン&ティーサロン「SOLARAIN(ソーラレイン)」さまでのご採用事例をご紹介いたします。
女性の目元の美にこだわった「まつエク」のお店で、併設のティーサロンでは紅茶とスイーツもいただけるそう。
この店舗、オーナーがほぼすべてを自作されたという驚きのインテリア。壁の漆喰塗りや建具の設置など
普通は職人さんじゃなきゃ手を出せないところまで、ご自身でこだわり抜いて完成されました。
入り口の鉄のドアには、スチールのパイプを打ち付けて目隠しのカフェカーテンをおつけしました。
天然素材のLif/Linのリネン100%の生地です。この時点で世界観が伝わってきます。
そしてまずはティーサロンから。
石畳、ごつごつしたレンガの壁、荒々しく捏ねた漆喰の天井、どれもが手作り感にあふれ(そりゃもちろん手作りですので!)
住まう人が長い年月をかけてじっくりじっくりと手を加えてきたかのような、時間の流れを感じる佇まいです。
イメージはまるでイギリスの古民家!
ドレープはモリスの伝統的デザインのプリントファブリック、「マリーゴールド(Marigold)」。
モリス・デザインの魅力であるブロックプリントによるパターンの美学を堪能できます。
無地調ながらも深みを感じられる飽きの来ない美しさ、そしてマリーゴールドのやわらかなイエローが、
ほっと安らげる空間にしてくれています。
鉄製のガチガチの扉にも、やはり直接パイプを打ち付けてレースでドアカーテンを付けました。
カーテンを二重で吊るのではなく、ドアもオブジェの一つとして見せつつ視線は隠しつつの出入りもしやすいという
なかなかのご要望を高次元で実現できました。お客様のこだわりあってこその出来上がりです。
レースには「いちご泥棒」の名前で有名なデザインをピュア・モリスで蘇らせた「Pure strawberry thief embroidery 」。
透け感のある薄地に刺繍を施した、美しくもかわいいシアーファブリックです。これは写真では捉えにくい!
腰窓のほうには、「ケルムスコットツリー(Kelmscott Tree)」のプリントファブリック。
先ほどの「マリーゴールド」と同じく、リネンとコットンを素材とした自然な風合いの生地です。
ひとつの幅に2つしか並ばない大きな木のデザインですので、普通に作ると木が端っこに寄ってしまいます。
そのため、反対側の生地をわざと少し切って継ぐことにより、木をシェードの中心に配置させました。
お昼間はジョイントがシルエットになりますが、夜に降ろしたときはシンメトリーなデザインになります。
シェードの吊元のカーテンBOX、これも手作りで箱をつけ、漆喰で塗り固められています。感服です。
ウィリアムモリスのアーツ&クラフツの精神を受け継いだかのようなインテリアに、
見事にフィットしたモリスの ファブリックたち。
サロンの中を、時間だけがゆったりと流れる、そんな雰囲気を感じて頂けたでしょうか?
それでは次回に続きます。
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