CBSOWMのインテリアブログ、「北欧の暮らしをめぐる旅」というツアーに参加してきました旅行記を書いております。その2回め。
今回のスウェーデンへの旅は、移動日を除くと終日の滞在が3日間。その間に撮った写真が600枚ほどでした。
その1枚1枚をあらためて見返しながらのブログですのでなかなか毎日更新できませんが、自分の頭の整理も兼ねまして、できるだけ写真でお伝えしたほうが楽しんでいただけるかなと思いますので気長にお付き合いいただけましたら幸いです。
到着したホテルはクラリオン ホテル アマランテン(Clarion Hotel Amaranten)。
ストックホルムの中央駅からも旧市街のガラムスタンからも、徒歩や電車で20分圏内という素晴らしいロケーションで、ここを拠点に移動できたのはとても良かったです。
一人で参加したので、少々割高にはなっちゃいましたが、ダブルベッドにドーンと眠れて快適でした。
日本人的にはシャワーブースのみでバスタブがないのは残念でしたが、このくらいの連泊なら苦になるほどでは無いです。
それにしても極めてシンプルなコーディネート。ウッドやファブリックの質感を大事にしつつ削ぎ落としたカラースキムで、特別なスイートとか肩の凝りそうなデザイナーズルームではなく、居心地の良い空間でした。
さて第1日目。早朝から主催者の香取さんによるお勉強会。
旅行なのにお勉強!?
はい、みなさんマジでメモ取りながら真剣に聞き入っています。
これから会社訪問やお宅訪問をするにあたり、北欧の世界観、スウェーデンで暮らす人々の価値観などをおさらいしておくことで、より深い体験につながるという思いから一言も聞き漏らすまいと必死ですw
実は今年の夏、何十年ぶりかに大学のゼミの先生を囲む飲み会に参加したのですが、そのときも飲み会の前に先生の講義!30分間のお勉強タイム!(笑)
しかしこれがものすごく嬉しくて、この歳になっても「学べることの楽しさ」を体験できるというのがあらためて身に沁みていたところなのです。
というわけで今回の北欧の旅も、自分にとっては「北欧のオシャレを楽しむ」ではなくて「北欧を感じて学ぶ」になっていましたので、とてもワクワクした朝のひとときになっていたのでした。
初日の最初のプログラムは「スウェーデンの職場訪問」。
Made for Sales、という人材派遣業の会社へ訪問させて頂きました。
ぞろぞろと総勢20人ほどで決して大きくないオフィスにお邪魔しましたが、社内は撮影禁止でした(汗)
ので、立派すぎる建物の外観をお楽しみ下さい。
1890年に建てられた、建築当初は最も高さのある建造物だったそうです。
建物を背にすると絶景が広がります。
日本は明治時代。130年近く前から変わらぬ姿の街というのは世界でもそうあるわけではなくて、ストックホルムは大きな天災も、他国からの侵略や戦争も経験していないので、ほぼそのまま当時の建物が残っているのでした。
訪れたオフィスはこじんまりとしていながら、応接を社員が一人で使用してもよかったり、中庭をランチタイムに使ったり、また社員が朝からパドリングをしたり昼にジムに行ったりすることも許されていて、そのためのシャワールームまで完備されていました。
出迎えてくれた、アクターのようにイケメンでイクメンな男性社員は、6ヶ月の育児休暇(!)を終えた後、いま週1回の勤務(!)、それを聞いて我々全員どよめくわけですがw、そんな労働環境のなかでは仕事は楽しいだろうし業績も伸びて当然だなぁと自分の会社を思い出して恥ずかしくなりました。
オフィスにはヘリンボンの柔らかい色調のフローリングにグリーンのラグが敷いてあったり、赤いチェアが置かれたり、ここでもやはりシンプルなインテリアが特徴。(伏線ながら、思っていた北欧デザインとちょっと違うくない?と思ったりもして)
それと、世界的に「立って仕事する」ことの効率の良さが謳われている昨今、ここでもIKEAの可動式デスクとパーテーションが導入されています。
IKEAからお借りした写真でイメージしていただくと。。
こんな感じですね。間仕切りごとデスクを好きな高さに可動させて、立ったり座ったりして作業ができます。
ただ、パーテーションのファブリックはこんな黒ではなくて、マスタードとブルーグレーの組み合わせという、やっぱりオシャレ!でしたが。
時間を決めて立って仕事をすることで、仕事効率や健康増進を互いに高め合うという職場になっていました。
と、そんなハード面の素晴らしさもさることながら、ボクより若い女性社長をはじめ社員のみなさんのお話をお聞きしてひたすら感心したのが「会社」と「社員」が常に対等であるという意識。
会社は個人を尊重し、話し合い、情熱と積極性を持ってお互いに接するという、至極当然のように見えて非常に難しい関係を保っていることはなかなか衝撃的でした。いや、理想としては当たり前なんですがそんなの無理でしょ?みたいな関係。
でも働いているみなさんの顔を拝見すると、紛れもなく輝いているし、素敵だし。
このオフィスも、近々2倍以上の広さのところに引っ越すそうです。なんだよww
けどそんな順調な業績も当然ですよね、と感じざるを得ない素晴らしい人たちでした。
最新の世界幸福度ランキング、スウェーデンは9位!
10位以内に北欧勢が5カ国。
日本は54位!
全然笑えませんよね。
そんなちょっとしたショックを抱えながらも、この旅が最初のプログラムから圧倒的に充実したものになってきていたのでした。
さて、このあと午後のプログラムへと向かうべく、若者にも人気の街、SOFOへ足を進めます。
SOFOはNYのSOHOをモデルに、近年になってショップやカフェが集まりだした街。
地元の若者にも、観光客にも人気のスポットになっています。
歩く街角、何気ない風景がどれも楽しくてなかなか前へ進めないw
たぶんアパートのファサードとか知らない人ん家の玄関だけでも数十枚写真に収めてしまいました。
マリメッコショップもシックで、カラフルなイメージを覆す大人なおしゃれ感。
絵本の専門店とか。
家具屋さんには、当店でもおなじみのヨーロッパのファブリックのカタログがずらりと。妙な親近感w
ランチはSOFOでも特に地元の若者にも人気の高いという「カフェ・ストリング」に寄りました。
ヴィンテージの家具を寄せ集めたイマドキなインテリア。北欧らしいわけではないけれど、心地よい空間でつい長居をしちゃいそうです。
なぜか壁面のいたるところにアメコミのパロディアートが。
1点1点写真に収めたいというオタクゴコロをグッと抑えて、美味しいサンドイッチを急いで食べていますw
」
そうそう、トイレのタイルがやたらにカワイかったのでそれもご紹介しておかねば。
と、トイレの画像で失礼しまして今回はこのへんで。
午後からは、とあるデザイナーさんのハンドメイドショップ兼アトリエ、そしてなんとそのご自宅へとお伺いすることができました。
次回はそのお話をさせていただきます。ではまた〜。
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